寝取られ官能小説

NTR ~寝取られ堕ちていく人妻たち~

寝取られ確認をする夫。輪姦された記憶に体を火照らす妻

読了までの目安時間:約 20分

人妻寝取られ官能小説 『蜩の森』

 

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第七話 

 

『蠢動』

 

 

 

崇が自宅に帰ってきたのは午前二時をすぎたころだった。

 

その一時間前くらいまで涼と彩乃は起きていた。酔ったあげく隙だらけのままでいる義姉の姿を見るのは初めてだった。

 

涼は違和感を感じていた。彩乃のしぐさにはどこかしらわざとらしさが見えた。

 

「義姉さん、最近・・嫌なことでもあったの?」

 

「ううん。なにもないわ・・ホントになにも・・。」

 

彩乃の視線はグラスにそそがれたカクテルのあたりをさまよっていた。

 

「だけど、なんかいつもと違うよ。なんか・・・」

 

「ところで涼くんてさ、いい?私が質問するけど。」

 

被せるように言ってくる彩乃にも違和感があった。

 

人の言葉を遮って話すようなタイプではないし、そもそも酒にも強い彩乃だ。

 

「あ?うん。」

 

「彼女いるの?」

 

「え・・?いや、なんでいきなり?」

 

「だって顔だっていいし、優しいし、いるんでしょ?」

 

「いないよ・・。べつに欲しくないし」

 

「ウソよ。若い男の人が彼女が欲しくないなんてきれいごとだわ。」

 

彩乃の言わんとする意味を理解した涼は驚いたように見返した。

 

「男の人って・・・みんなギラギラした瞬間があるわ。」

 

「まぁ・・そうだけど・・みんながギラギラってわけじゃないしね。」

 

「ウソよ。ただ隠してるだけ。女なら誰でもいいってなることもあるでしょ。」

 

「・・・・。」

 

決めつけるように言われ、彩乃が誰かを非難しているのが分かった。

 

「女の気持も考えないで自分勝手で・・平気で女をキズつけて・・・それで・・・。」

 

うつむいたままの彩乃の声がふるえていた。

 

「義姉さん・・・僕もおんなじだって言いたいんだ・・・」

 

「ごめん・・・なさい・・・」

 

涼は、ここしばらくの彩乃の暗い態度の原因が夫の崇にあるのだと理解できた。

 

「アニキは・・義姉さんになにを・・・・」

 

ギクリとしたような彩乃の素振りを見逃さなかった。

 

「言ってよ。僕からアニキに注意することもできるし」

 

「もういいの。ゴメンね。なんかヘンな感じになっちゃったね。」

 

そこですこし深呼吸をするように一息つくと、

 

「涼君、私たち、別れるかもしれないの。だから、涼君とこうやって家族みたいに過ごすことも、もうないかもね。」

 

涼はなにも言わずにだまっていた。まさかそこまで深刻な状態になっていたとは知らなかった。

 

「さ、もう寝ましょ。後片付けは明日やっておくから。私も眠くなっちゃった。」

 

台所のシンクまで食器を運ぶなり、彩乃はそのまま眠るつもりのようだった。

 

 

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きれい好きの彩乃にはありえないことだった。

 

「よかったら僕が・・・」

 

「だめ。ほっといて。サボるのは嫌だけど、人にされるのはもっと嫌だから。」

 

それ以上はなにも言えず、お互いの部屋で静かに眠ることになった。

 

それから少しして、玄関で物音がして、崇が帰ってきたことが分かった。

 

涼は兄夫婦のことを考えながらウトウトとなりかけていた。

 

奥の寝室で話し声が聞こえてきた。

 

「明日は会社を休む。一人で出かけるからな。」

 

声のボリュームの大きさで、崇がかなり酔っていることが分かった。

 

「わかりました。」

 

「そのほうが都合がいいだろ?」

 

「・・・・」

 

彩乃の声は聞き取れなかった。

 

「で?どうだった?涼とは寝たのか?ああ?」

 

「やめて・・・・まだ起きてるかもしれないわ」

 

「はぁん?さっきまでしてたのか。そりゃあ・・お盛んな・・・」

 

パチンという音が聞こえてきた。

 

彩乃が夫の頬を叩いたのだとわかる。

 

しばらく沈黙が続いた。

 

突然、ドスンと大きな音がした。

 

「おらあっ・・お、お前・・ダンナの・・顔を・・お・・おまえ・・」

 

突き飛ばした彩乃を押し倒すと手をあげた。

 

すると寝室のドアが開くなり、飛び込んできた涼が崇を羽交い絞めにしようとした。

 

「なンだ・・よ・・オレの女房だ。オレの好きに、す・・」

 

隆の首に腕を回した涼がそのままガッチリと締め上げた。そのまま後ろに下がるようにして彩乃から離そうとする。

 

「ぐ・・ぐぁ・・ふぐ・・」

 

首を絞められた崇が足をバタバタさせながら動けずにいる。

 

「やめてっ!死んじゃうわ!涼君!!」

 

パジャマ姿の彩乃が叫んだ。

 

ようやく涼が息を切らしながら崇の首から腕を離した。

 

「いい加減にしろ。ふざけんなよ・・・。」

 

ぐったりとしたままの崇を見下ろす涼の目は軽蔑するような冷たいものだった。

 

「お前ら・・出てけ・・・ジャマだ・・ここは・・おれの・・」

 

「義姉さん、行こう。」

 

「でも・・・」

 

「いいよ・・・頭を冷やさせないと。それにまた暴力振るわれるかもしれないし・・」

 

「ああ。好きにしろ・・・お前なんかよりも、さっき抱いてきた会社の女がよっぽどよかったぜ」

 

「・・・・・!」

 

なにか言おうとする彩乃に近づいてきた涼が手を引いた。

 

「あ・・・・あ、でも・・」

 

「いいから。兄貴は今、正気じゃないから。気にしないでいいから。行こ。」

 

 

なにも言わないままぼんやりとしている夫をそのままに、簡単な身支度をすると彩乃は涼とともにマンションを後にした。

 

 

しばらく歩くと駐車場についた。大学の後輩から譲り受けたというコンパクトカーが置いてある。

 

目的地はまだ決まっていないが車を出した。

 

外の景色を眺めながらぼんやりとする彩乃を横目に、涼はなにも言わずにクルマをはしらせている。

 

「シティホテルならまだ泊めてくれるから、義姉さんはそこで休んで。」

 

涼が話しかけたが彩乃はなにも言わずにいる。

 

「もう、帰りたくない」

 

ポツリと彩乃が言った。

 

「うん・・・。アニキ、どうしたんだろ・・・」

 

「ねえ。涼くん・・・海に連れてって。」

 

「・・・・うん・・・・・・いいよ。」

 

「もう最後のお願いになるかもしれないけど。」

 

そのまま涼の車は高速道路を使いながら、日本海のとある観光地まで走り続けるつもりでいた。

 

ドライブが嫌いではない涼は、何時間でも走ることが苦ではない。

 

思いっきり遠くまで走って、彩乃の気持ちが晴れれば、その日の夜には家まで連れて帰るつもりでいた。

 

そのあとで崇と仲直りさせられるよう間に立てればいいと考えていた。

 

走りながら、何度か彩乃に聞こうと思いながら聞くことができないことがあった。

 

あんなに仲のよかった崇と彩乃がなぜうまくいかなくなってしまったのか。だが聞くことができないままで黙って走っていた。

 

酔って帰ってきた兄のあの言葉。

 

『涼とは寝たのか?』

 

あの言葉の意味することとは、彩乃と弟の涼が関係を持つことを想定していたことを意味する。なぜあんなことを言ったのだろうか。

 

確かに涼の中には義姉である彩乃への密かな想いがあった。

 

彩乃は、涼にとって初めての恋人である藤崎 千景とどこか似ているところがあった。

 

おそらく兄の崇はそんなことには気づいていないはずだ。

 

かりに涼の気持ちを知ったとしても、自分の妻を弟に抱かせたいという発想にはならないはずだ。

 

美しく聡明で、夫に従順な妻をなぜ自ら穢すようなことをするのか。

 

そんなことを考えながらひたすら車を走らせていた。

 

 

真夜中の高速道路を北へ進むうちに、長距離トラックが走るくらいまわりを走る車もまばらになってきた。

 

サービスエリアで缶コーヒーを買って休憩をしたあと、また走り出した。

 

走り出して少しして、彩乃が話し出した。

 

「一年ほど前にね・・・」

 

彩乃は男たちに夫婦ともども連れ去られたことを話し始めた。

 

なにも言わず、黙々と車を走らせていた涼だが、そのすさまじい出来事を聞きながら、ようやく崇の態度が理解できた。

 

ただ、彩乃は、男たちに犯されながら我を忘れてしまったことには触れなかった。

 

あくまでも夫の目の前で輪姦された事実を告げただけだった。

 

 

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「アニキは・・・弱い男だよ。」

 

話を聞き終わった涼がつぶやくように言った。

 

「そんなことで義姉さんを責め続けるなんて・・・。」

 

涼の言葉には怒りすら含まれていた。

 

「そんなことないわ。私も・・・いけなかったわ・・」

 

「どこが・・・?・・力づくで乱暴されて悪いことなんかないよ。アニキは男として最低だよ」

 

「違うの・・・。あの人も・・・傷ついてるの・・」

 

「そんなことない!義姉さんのほうが何倍もつらいはずだろ?どうして・・自分のこと責めすぎだよ。」

 

それ以上はどうしても言えなかった。

 

 

あの時、彩乃の全身を貫いていった恐ろしいほどの快感。
屈辱的に蹂躙されながら体中を這いずりまわった男たちの舌や指。

 

男たちのペニスに内蔵の中までも喰らい尽くされていくような恐怖と快楽。

 

生まれて初めて、彩乃は自分の中の魔性の存在に気づきそれを呼び起こされたのだった。

 

 

あの時の自分は異常な状況に追い込まれていた。だがそれは愛する夫の目の前で起きた。

 

時間が経つにつれ、自分の罪深さを思い知らされた。

 

あれほど愛してくれた夫は、彩乃の顔を見ようともせず、体を求めてくることもなくなった。

 

まるで汚いものを見るような目で見つめられたとき、自分の中のもう一人の自分を恨んだ。

 

 

しかし、あの日だけではなかった。

 

彩乃の肉体の奥に現れた魔性の女は、ときおり彩乃の夢の中に現れた。

 

顔もわからない男たちに蹂躙されることを望み、疼きとなって彩乃を苦しめた。

 

すでに隣のベッドで寝息を立てる夫に悟られないように自分の股間に手を伸ばした。

 

そこはすでに底なし沼のように、愛液を溢れさせていた。

 

その時のことを思い出すうちに、彩乃はいつの間にか両足を固く閉じるようにしていた。

 

ドクン・・ドクン・・・

 

自分の体の中から、なにか得体のしれない黒い霧のようなものが沸き上がるような気がした。

 

俯いて股間のあたりで両手をギュッと握りしめる。

 

隣で運転する涼のほうをチラリと見た。薄暗い車内だが、整った横顔が静かにあった。

 

「大丈夫?トイレ休憩にしようか?」

 

顔を向けずに話しかけてきた。

 

「え、ええ。そうして。」

 

車から降りて外の空気を吸ったおかげでリフレッシュできた。

 

あの感覚はなんだったんだろう。時折夢に現れる感覚とはまた違っていた。

 

目的地に着くころ、東の空は明るくなっていた。海際の道の駅で車を降りると遊歩道に出た。

 

まだ人影はなく、静まりかえった石畳から二人で波打ち際を眺めていた。

 

 

 

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海の向こうから朝日が見え始めた。まるで血潮のような真っ赤な色合いだった。

 

「ねえ、涼君。」

 

彩乃の声は静かだがしっかりとしていた。眠気は感じられない。

 

「どしたの? お腹が空いたとか。」

 

「私が・・あなたの義理の姉でいるうちに・・私を抱いてほしいの」

 

「え・・・・?」

 

彩乃の言葉が一瞬理解できなかった。朝日を見つめたままのその横顔を見た。

 

「私ってヘンかな。でも・・・涼くんに抱かれろって夫が言ったのよ。」

 

「・・・・。」

「夫とは別れることにするわ。だから、その前に」

 

真っ赤に照らされた顔をゆっくりとこちらに向けた。

 

「自分の意思で・・・涼くんに抱かれたいの。」

 

その口元がかすかに微笑んでいる。

 

それは、今まで見たなかで、最も美しく、妖しい色気を放つ義姉の微笑だった。

 

 

 

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■あとがき今回もお読みいただきありがとうございます。
ついに夫は自分の浮気を妻に話してしまいました。どんなに浮気をしていても事実を夫が認めたときから妻のなかでは今まで築きあげてきた夫婦の信頼関係も崩壊してしまいます。寝取られたかどうかを確認する夫にはもはや愛情を感じることができない彩乃なのですが、彼女の中にも誰にも言えない輪姦事件の記憶が体にも刻まれていました。股間の奥にうごめくあの感覚に若く熟れた体を火照らせてしまう妻の本心を男たちは気づいていません。前回の「侵す男」よりも、もう少し短く収めるつもりで書いていきます。マイペースで書いてますが、楽しんでいただけると幸いです。

 

寝取られ官能小説 【小説】『蜩の森』

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