寝取られ官能小説

NTR ~寝取られ堕ちていく人妻たち~

唇を奪われた貞淑な妻が堕ちていく禁断の恋

読了までの目安時間:約 17分

人妻寝取られ官能小説 『蜩の森』

 

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第八話

 

『逃避行』

 

 

 

涼は戸惑っていた。

 

義姉の彩乃が兄の崇と不仲なのはうすうす感じていた。

 

彩乃の口から直接聞くまでは信じられなかったが、まさか夫から、

 

「弟の涼と関係を持て」などと指示されていたとは。

 

 

泥酔して帰宅した兄が妻の彩乃に言った「涼とはもう寝たのか」と確かに言っていた。

 

 

それを聞いた彩乃も驚かなかった。つまり、以前からやり取りしていたことになる。

 

弟に妻を抱かせるとは常軌を逸した兄の言動だが、そんなことに貞淑な彩乃が応えるはずがないと思っていた。

 

だが、ロングドライブの途中で彩乃から聞いた、夫婦の関係を壊した出来事を聞くと、崇は今、異常な精神状態に陥っているのかもしれなかった。

 

「義姉さん、落ち着いて。アニキは今、普通じゃないんだと思うから」

 

夜明けの海を眺めながら彩乃から「涼君に抱かれたい」と言われたとき、彩乃までもが精神を侵されているのだと思った。

 

 

「涼くん、勘違いしてない?」

 

「なにが・・?・・・いや、だから・・・」

 

「たしかに一年前のことは不幸な出来事だったわ。でも、いろんなことも気づかせてくれたわ。」

 

彩乃の視線の先には海がある。だがその目は違うなにかを睨んでいるように見えた。

 

「崇さんは私のことが好きなんじゃない。私によく似た女なら誰だってよかったの。」

 

「・・・・。」

 

「だから、私が犯されて汚い女になったら、もうどうでもいいんだと思う」

 

「そんな・・・・。」

 

「だからね、私も崇さんに少しだけ仕返しをするの。とは言っても彼の言うとおりにするだけだけど」

 

彩乃の眼差しには冷静さと余裕すら感じた。

 

「聞いたでしょ?『もう寝たのか?』って言ってたの。それがあの人の私への罰なの。私が悩んで苦しむことで、崇さんは楽になれるの。」

 

「でも・・・義姉さんは被害者なんだよ。罰なんか受けなくてもいいんじゃ・・」

 

涼の質問には答えずに続けた。

 

「でもね、ひとつだけ、あの人も知らないことがあるわ。」

 

そこで涼の目を見つめると、少しだけ微笑んだ。

 

「私も・・・前から涼くんのことが気になってたの」

 

「・・・え・・・」

 

「だから私は、自分の意志で涼くんを選んで、自分で望んで抱かれたいの。そのことは夫にも言わないつもりよ。」

 

「でも・・・」

 

「もう、私たち夫婦がもとの関係に戻ることはないわ。離婚すると思う。

 

だから、あなたの義理の姉でいるうちに抱かれたいの。それが私の夫へのささやかな復讐。」

 

「・・・そんな・・・」

 

「うふふ・・ダメかしら。年上の女だし、お兄さんのお下がりだしね。それとも知らない男たちに汚されたから?」

 

「違うよ!そんなこと思うわけない。義姉さんは今も素敵だよ。でも・・・」

 

「涼くんがダメなら他の男の人を誘うわ。人妻って出会い系サイトではモテるんだってね。

 

この際だから、大学生なんかも誘ってみようかな。それとも外国人にナンパされようかしら。」

 

「義姉さん!!」

 

「怒ってるの?・・だって抱いてくれないんでしょう?迷惑ならそう言ってくれないと余計に傷つくわ」

 

「・・いや・・・」

 

「あはは。涼くんって、つまんない男のコだね。いいわ。もう忘れて。帰りましょ」

 

彩乃がさっさと歩き出し、車のほうへ向かっていく。涼は呆然とその後ろ姿を眺めていた。

 

もはや迷いのない歩き方だった。

 

 

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突然に涼が走り出した。

 

すたすたと歩く彩乃の前に立ちはだかると、いきなり抱きしめるなりキスをした。

 

まだ人通りのすくない早朝の道の駅とは言え、駐車場にはちらほらと車も停まっている。

 

コンビニの弁当を運ぶトラックの運転手が缶コーヒーを手に持ったままこちらを見つめていた。

 

彩乃の手が長身の涼の背中に添えられた。そのまま情熱的なディープキスになった。

 

ジョギング中の男性も立ちどまって見ていた。

 

涼の唇が彩乃から離れた。

 

彩乃の唇がそれを名残り惜しむようにかすかに開いたままでいた。

 

「行こう。」

 

涼はそれだけ言うと車のほうへと歩き出した。立ち尽くしたままの彩乃に気づくと引き返すなり、その手を引いてい

こうとした。

 

「どうしたの?乗らないの?」

 

怒ったように聞く義弟に

 

「いいの?・・・私・・・涼くんのこと本気で好きになっちゃうかもよ」

 

少し挑発するような笑みを浮かべる彩乃に

 

「なれよ・・・・僕はとっくに好きだったよ。」

 

そういうと、彩乃の体を押し込むように助手席に座らせた。

 

素早く運転席に乗るなりエンジンをかける。

 

普段は大人しい運転をするはずの涼がアクセルをべったりと踏み込むと、コンパクトカーながらもタイヤを鳴らしながらその場を走り去っていった。

 

「へっへ。こんな朝からお盛んなこって。」

 

一部始終を見ていたトラックの運転手がつぶやいた。

 

 

 

彩乃と涼が出て行ったあと、マンションの寝室ではようやく崇が目を覚ました。

 

崇は二日酔いの気持ち悪さと、涼ともみ合ったときの打撲の痛みで、なにもする気になれなかった。

 

ふと部屋の時計を見た。時刻はすでに午前十時を過ぎていた。

 

(まずい・・・会社に連絡してない・・)

 

携帯電話には会社から何度も着信が入っていた。

 

深い溜息をつきながら呆然としていると、携帯電話が着信をしらせた。これも会社からの電話だった。

 

「もしもし・・・」

 

低い声で出た。

 

この際、急病にでもなったことにしておかないと無断欠勤になってしまいかねない。

 

だが、電話の相手は明るく話しかけてきた。部下の玲香だった。

 

昨日の夜、崇は玲香を抱いていた。肉体関係を持ったのは二度目となった。

 

一度だけの過ちではなく、お互いが暗黙のまま継続的な関係を持つことを決定づける出来事だった。

 

「一度だけあった」ということと、「二度目の関係を持った」ということはまるで意味が違う。

 

電話の向こうで玲香はクスクスと笑っていた。

 

「主任、おはようございます。朝寝坊にもほどがありますよ。ふふ」

 

「ああ。やっちまった。」

 

「ていうか、奥さん、起こしてくれなかったんですか?いくら何でもひどすぎでしょ。」

 

「あいつは・・・出て行ったよ。」

 

「え?!」

 

「うまく誤魔化せないかな。会社の連中に・・・。」

 

「あ、はい。それはもう大丈夫です。私が体調不良のメールもらってたってことにしときましたから。」

 

「さすがだな・・すまない・・今日は会社に出れそうもない。」

 

「はい・・主任?・・あ、あの・・奥さんが出て行ったって・・・」

 

「ああ。もういいんだ。俺が悪いんだし。とにかく今日は休むから」

 

「え?で、でも奥さんは・・・」

 

「いいんだ。もう切るぞ」

 

一方的に電話を切ると、そのまま携帯電話の電源を切ってしまった。

 

 

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寝室の中は昨日の争いのせいで荒れたままになっていた。

 

つい数時間前、崇は夫として最低のことを言ってしまった。

 

そして、彩乃は目に涙を浮かべながら崇の頬をたたいてきた。大人しい彩乃が崇を叩くことなど今まで一度もなかった。

 

あの時の妻の哀しい眼が鮮明に焼き付いたままだった。

 

今頃、彩乃はどうしているのだろうか。

 

弟の涼が連れ出してくれなければ、酔った勢いでもっと暴言を吐いていたかもしれないし、暴力もふるっていたかも

しれない。

 

温厚で人柄のいい涼なら、うまく取り繕ってくれるだろうか。

 

それとも、本当に言いつけどおりに二人は関係を持ってしまっただろうか。

 

(いや・・それはない・・・)

 

二人の不倫をすぐに否定した。

 

(アイツらに限って・・・)

 

彩乃は育ちがよく、男性経験もあまりないまま崇と結婚した奥手な女だったし、涼は兄の妻に手を出すような性格ではない。

 

 

昨日の夜、妻が出て行ったあと、崇はどうしようもないような寂しさと妻に対する愛情を思い知った。

 

男たちに蹂躙された時も、妻を愛しているからこそ許せなかったし、他の男に抱かれることを想像したのも、自分が嫉妬することを確認したかったからだ。

 

(帰ってきたら・・・ちゃんと謝ろう・・いや、すぐにでも言うべきだな・・・)

 

携帯電話の電源を入れると、彩乃の携帯電話へ着信を入れた。

 

だが、呼び出しはしているが電話に出ないままだった。

 

(どこかに携帯電話を置き忘れたのか・・?)

 

気を取り直して涼の携帯電話にかけた。

 

(涼なら知っているはずだ。どこかに泊めてもらっているかもしれない)

 

だが、電源が入っていないのか繋がらなかった。

 

そこで彩乃の携帯電話にかけ直した。今度は出てくれるような気がした。

 

今度は繋がることもなく、

 

『電源が入っていないか電波の届かない場所におられるか・・・』となってしまった。

 

なぜか急に胸騒ぎがしはじめた。

 

 

 

 

 

 

1回目の彩乃の電話に着信を入れた直後から、二人の携帯電話が繋がらないようになった。

 

もしかすると二人は一緒にいるのかもしれない。

 

(涼・・お前は昔からいいヤツだったよな・・)

 

すでに彩乃の気持ちは自分から離れかけている。それは崇にもわかっていた。

 

我ながらムシがよすぎるとも思ったが、彩乃への愛情があるとわかった今は、なんとか関係を修復したいと思った。

 

 

(そうか、長いトンネルを走れば電波も入りにくいはずだよな。)

 

気を取り直して電話をかけ直したが、その後も涼と彩乃の携帯電話につながることはなかった。

 

(オレは・・取り返しがつかないことをしてしまったのか・・・)

 

それ以上はなにも考えられず、崇はキッチンの奥にあった貰い物のウィスキーの封を切った。

 

ビールしか飲まない崇にとって、今は味などどうでもよかった。

 

 

 

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 あとがき
ついにNTR小説らしくなってきました。妻が貞淑あるほどに、その堕ちるさまが残酷で胸をえぐられるような、それでいて切なくなる。寝取られ小説ならそんな感じに書きたいとおもっています。どちらにせよ、寝取られ小説は禁断の恋の中でも、とくにモラルに反する内容になりますので、どうしても嫌悪感を抱く方も一定数おられるでしょう。ですが、堕ちていく人妻がアンハッピーなラストを迎えるかどうかといえば、そうでないシチュエーションもあるかもしれません。どこかで救いもあるラストが描けるとバランスがとれるのかとも考えています。次回のお話あたりから、禁断の相姦図にも書いていこうと思っています。投稿に少し時間がかかるかもしれませんが楽しみにしていただけると幸いです。

 

寝取られ官能小説 【小説】『蜩の森』

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